熱き闘将 セルヒオ・ラモスの特徴や能力

レアル・マドリードの主将にして、世界最高のセンターバックとの評価も受けるスペイン人DFセルヒオ・ラモス。本稿では、そんな人外の対人能力を持つセルヒオ・ラモスのプロフィールや略歴、プレースタイルをチェックしていく。

プロフィール

本名 セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)
国籍 スペイン
生年月日 1986年3月30日
身長 184cm
体重 82kg
ポジション DF
利き足
プロデビュー 17歳

略歴

クラブでの活躍

地元セビージャの下部組織で右サイドバックとして育ち、頭角を現す。17歳の頃にデビュー。2004-05シーズンには18歳ながら41試合に出場し、将来を嘱望されるタレントとして広く認知された。だが2005年夏に、スペイン10代選手としては最高記録となる2700万ユーロの移籍金で、早々にレアル・マドリードに移籍した。地元クラブに大きな貢献を果たさぬまま出ていったとして、いまでもセビジスタからは目の敵とされている。

レアル・マドリード移籍後は、センターバックと右サイドバックの両ポジションを担当し評価を高める。次第に右サイドバックの選手として地位を築く。その後2010-11シーズンあたりから、モウリーニョに本格的にセンターバックとして起用を一本化され、いまでは世界最高のセンターバックのひとりとして最高点に到達した。勝負強さも光り、2013-14シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝で殊勲の同点弾を、2015-16シーズンのCL決勝でも先制弾を叩き込んだ。

代表での活躍

2004年、U-19スペイン代表としてUEFA U-19欧州選手権で優勝。2005年3月にスペインA代表デビューした。その後は、次第にレギュラーとしての地位を確立。2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)、2010年南アフリカW杯では右サイドバックとして活躍。その後は、ピケとともにセンターバックの絶対的レギュラーとして君臨している。

後述するが、プレースタイルが荒く退場が多い。だがそれはクラブでの話で、スペイン代表としては退場経験がない。

プレースタイル、特徴、強み

圧倒的な対人能力

早々にA代表入りとレアル・マドリード移籍を果たした超エリートだけあって、基礎的なフィジカル能力は世界最高水準だ。その傑出したフィジカル能力を根拠とした、絶対的な1対1の強さが持ち味。そのスピードと対人能力で、自陣ゴール前の広大なスペースを独力で管理する。オープンスペースでもゴール前の密集地帯でも、トップレベルのアタッカーと互角に渡り合える。

空中戦の強さ

身長は184cmと特別高いわけではないが、エアバトルはほぼ負け知らず。爆発的な跳躍力を活かしたヘディングの強さが持ち味のひとつだ。ポジション取りもうまく、とりわけフリーキックやコーナーキックからの得点力は高い。正確にボールのポイントを捉える能力も高く、勝負強さも併せ持つ(2013-14シーズンCL決勝の起死回生の同点ゴールが好例)。

ビルドアップ能力

現代サッカーではセンターバックにもビルドアップ能力が求められるが、セルヒオ・ラモスは世界でも屈指の水準にある。左センターバックとして積極的にビルドアップに絡む。クロース・マルセロと適切な距離感を保ちながら、巧みなパス交換で相手のプレッシングをいなすことができ、ドリブルでの持ち運びも苦にしない。対角へのロングフィードも高精度で、きれいな軌道を描く。

リーダーとしての資質

レアル・マドリードという巨大なクラブのキャプテンを勤め上げることは容易ではない。だがセルヒオ・ラモスはすっかり主将が板についている。チームを引っ張る絶対的なリーダーとして全員に認められており、エゴが渦巻きかねないロッカールームをまとめ上げる。

弱点(課題)

戦術的判断ミスが多い

レアル・マドリードの守備コンセプトは、決まり事に縛られるそれではない。戦術的ルールは存在するものの、ピンチの多くは個の能力で解決する方針だ。その意味では、セルヒオ・ラモスやヴァランはうってつけ。だがその反面、ラインコントロールやマークの受け渡しといった戦術的判断で、軽率なミスを犯すこともしばしばある。

ファウルの多さ

プレーが荒いことで有名で、カードコレクターとしても知られる。退場も多く、リーガ史上最多の退場記録保持者であり、CLでの被イエローカード数も史上最多。だが不思議と、代表での退場経験はない。

おまけ

ムラっ気の多い不安定なパフォーマンス

良くも悪くも、傲慢さとプライドの高さを感じさせる。リーガではそれが悪い方向に出てしまい、気を抜いて散漫なプレーをしばしば見せる。集中力の欠如が課題として挙げられるが、課題というよりも選手としての特性に近い。

逆に大舞台ではめっぽう強く、揺るぎない自信が良質なプレーを生む。一度ハマれば、相手FWが弱気になるような「強者のオーラ」を醸し出す。敵も多いのでしばしばブーイングを受けるが、むしろそのほうが燃えてパフォーマンスが上がるタイプだ。

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