クラブのフロント 役割まとめ!オーナー・会長・GM・スポーツディレクター・テクニカルディレクター

強いサッカークラブをつくるうえで、フロントの重要性は語るべくもないだろう。サッカーの主役は選手であり監督、つまりは現場にあるものの、その現場に携わる人間たちをスカウティングしたり雇用したり、売却して投資資金に変えたりと、フロントの担う仕事の重要性は大きい。

近年では、セビージャの躍進のキーマンとしてスポーツディレクターのモンチが挙げられるなど、その重要性は世界的にも日増しに高まっている。モンチ含め、フロントの優秀な人材を他クラブが高額で引き抜く事案も増えている。

ではフロントといっても具体的にどのような役職と役割があるのだろうか。詳しくみてみよう。

サッカークラブにおけるフロントとは

全体像は下記画像を参照。ただしクラブやリーグによって多少違う場合もある。

オーナー

クラブの持ち主。そのクラブに一番お金を出している人と表現できる。立場上ある程度独裁的に振舞える。実業家を本職とする人物であることが多い。

2000年代からはアラブの石油王などがクラブを買い占めオーナーとなる事案が増えている。

Jリーグのクラブのように株式会社の形態を取っていれば、オーナーにあたるのはクラブの株式の過半数を持っている株主(企業や地方公共団体など)だ。

レアル・マドリードやバルセロナ、バイエルン・ミュンヘンのように、特定のオーナーが存在せずクラブ会員(ソシオ)が支えるという形態を取っているクラブもある。その場合は、後述の「会長」という役職がクラブにとって最も重要なポストとなる。

会長/社長/CEO

クラブ経営の方針を決め、責任を取る立場。社長やCEOという表現を使う場合もあるし、それらがそれぞれ存在する場合もある。

お金を出すだけでなく経営知識がなければ務まらない。オーナーに経営手腕があれば会長を兼任する場合もある。逆に経営知識が乏しいオーナーであれば、会長というポストを別の人間に与えるケースも多い。

オーナーが存在しないソシオ形態のクラブであるレアル・マドリードやバルセロナなどにおいては、会長のポストは最も重要となる。ただし独裁的に振舞えるわけではなく、厳しいソシオの目に晒されながら、定期的に行われる会長選を経てポストに就くことになる。

ゼネラルマネージャー(GM)

クラブの中長期的な経営戦略を取り仕切り統括する最高責任者。

選手の獲得や放出など巨額の金が動く重要な経営判断の際に最終決定を下す。その他、営業や広報などの事業部門の責任も追う。

スポーツディレクター(SD)/強化部長

クラブの編成・強化に関する総責任者。日本では強化部長と表現される。GMは経営知識も求められるが、SDはよりサッカーの専門的知識・知見のほうが重要視される。

主な重要な仕事は、監督の選定、選手の移籍に際しての他クラブとの交渉、所属選手との契約の見なおしなど。

ちなみにドイツの場合、SDよりさらに偉い「スポーツ部門取締役」というポストもある。SDと違い、理事会(取締役会)に参加でき予算に口出しできる。

テクニカルディレクター(TD)

SDは移籍交渉や契約調整などの能力が求められるが、TDはより純粋にサッカーの専門的知識・知見の能力が求められるポスト。主にクラブの補強部門を統括する。

特に重要な仕事が、選手のスカウティング。自分が統括するスカウトチームを駆使し世界中の選手の動向を観察し、監督の求める選手をクラブ予算と照らし合わせながらリストアップする。

マネージャー

TDの部下で、部門ごとの管理職をこなす。

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