これまで数々のドラマが生まれてきた、ワールドカップの本大会登録メンバー選考。2018年6月にロシアで本大会を戦うハリルホジッチジャパン西野ジャパンについても、どういった23人が選出されるのかは議論の対象となっている。
本稿では、これまでの実績や最近のパフォーマンスもふまえて、ワールドカップ日本代表メンバー23人を予想してみた。
目次
選出基準
ワールドカップ本大会登録メンバーとして選出されるのは23人。実質戦力としてみるだけでなく、ユーティリティ性やチーム内調和も重視される。第3GKは、チームを明るくする人間性を重視した選考もありうる。
今の状況
キリンチャレンジ杯・ガーナ戦の招集メンバー27名
■GK
川島永嗣
東口順昭
中村航輔
■DF
長友佑都
槙野智章
吉田麻也
酒井宏樹
酒井高徳
昌子源
遠藤航
植田直通
■MF
長谷部誠
青山敏弘
本田圭佑
乾貴士
香川真司
山口蛍
原口元気
宇佐美貴史
柴崎岳
大島僚太
三竿健斗
井手口陽介
■FW
岡崎慎司
大迫勇也
武藤嘉紀
浅野拓磨
予備登録メンバー35名(ラージリスト)
ガーナ戦招集メンバー27名に加え、今野泰幸、小林悠、久保裕也の30人は確定と思われる。残り5名は不明。
ワールドカップ日本代表メンバー23人を予想
・赤文字が選出した選手。
・★の数が多いほど当確と思われる。
・複数ポジションできる選手も、複数記載はしていない(ベストボジションに記載)。
・(L)は左利き選手。
GK/3
★★★★★:川島永嗣
★★★☆☆:東口順昭
★★★☆☆:中村航輔
★☆☆☆☆:西川周作(L)
★☆☆☆☆:林彰洋
GKは川島永嗣が正守護神とみてほぼ間違いないだろう。日本代表における実績、クラブでの実績、経験値といったさまざまな観点からみてスタメン最有力候補であることは堅い。
残りの二人だが、中村は可能性大。東口は4月21日の試合で顔面を骨折してしまったためが、その後試合に出場したことと、ガーナ戦リスト27名に含まれたことから選出を予想。
DF/7
■左SB
★★★★★:長友佑都
★★★☆☆:酒井高徳
★★☆☆☆:車屋紳太郎(L)
■左CB
★★★★☆:槙野智章
★★★☆☆:昌子源
★☆☆☆☆:森重真人
★☆☆☆☆:三浦弦太
■右CB
★★★★★:吉田麻也
★★☆☆☆:植田直通
★☆☆☆☆:塩谷司
★☆☆☆☆:鈴木大輔
■右SB
★★★★★:酒井宏樹
★☆☆☆☆:宇賀神友弥
★☆☆☆☆:内田篤人
★☆☆☆☆:西大伍
最終ラインは7人を選出。吉田、長友、酒井宏は鉄板(ただし酒井宏は左膝の怪我の具合が気になる)。槙野もおそらく選ばれるだろう。ガーナ戦リスト27名もふまえると、昌子と植田も選出を予想。
経験値なども含めて、森重と鈴木はサプライズ選出もありと見ていたが、ガーナ戦リストに含まれていないため落選予想。
MF/7
■左インサイドハーフ
★★★☆☆:香川真司
★★★☆☆:井手口陽介
★★☆☆☆:青山敏弘
★★☆☆☆:今野泰幸
★☆☆☆☆:倉田秋
■右インサイドハーフ
★★★★☆:山口蛍
★★★☆☆:柴崎岳
★★★☆☆:大島僚太
★★☆☆☆:三竿健斗
★★☆☆☆:森岡亮太
★★☆☆☆:清武弘嗣
★★☆☆☆:小林祐希(L)※本人が予備登録メンバー35名から漏れたと告白。
■アンカー
★★★★☆:長谷部誠
★★☆☆☆:遠藤航
中盤はハリルホジッチ政権時代に評価の高かった、長谷部、山口、井手口らを選出。香川は日本屈指のタレントであり得点が欲しい時に必要になると予想し選出。その香川がより活きるにはパス出しができる人材が必要ということで大島、柴崎も選んだ。
ガーナ戦招集リストに選出された青山と三竿は、23人枠からは落選を予想。
FW/6
■FW
★★★★★:大迫勇也
★★★☆☆:岡崎慎司
★★★☆☆:武藤嘉紀
★★★☆☆:小林悠
★★☆☆☆:杉本健勇
★☆☆☆☆:興梠慎三
★☆☆☆☆:金崎夢生
★☆☆☆☆:川又堅碁
★☆☆☆☆:永井謙佑
■左ウイング
★★★★★:原口元気
★★★★☆:乾貴士
★★★☆☆:中島翔哉
★☆☆☆☆:伊藤達哉※トゥーロン国際大会選出のため落選か。
■右ウイング
★★★☆☆:宇佐美貴史
★★★☆☆:本田圭佑(L)
★★★☆☆:久保裕也
★★☆☆☆:浅野拓磨
★☆☆☆☆:堂安律
★☆☆☆☆:伊東純也
アタッカー陣は6名選出。右ウィングの人材不足が悩みだが、岡崎や宇佐美をスタメン候補とした。
ガーナ戦招集リストからは武藤と浅野を落選と予想。
ガーナ戦招集リストに含まれていない選手については、中島と堂安は厳しいか。久保はクラブ事情に配慮しての招集外らしいので可能性を残している。