いまさらながらUEFA チャンピオンズリーグ決勝をレビュー。
セリエAとラ・リーガの王者同士であり、最強の矛盾(ほこたて)対決でもあるこの決勝。イグアイン、ケディラ、モラタは古巣対決でもあり、C・ロナウドとD・アウベスはクラシコで削りあった積年のライバル。なにかと見どころの多い試合となった。
最終スコアは1対4であったが、前半は拮抗していた。後半にレアル・マドリードが攻勢を仕掛けるが、これにユベントスが対抗しきれなくなったがために、試合は一方的な展開となった。後半だけをみると妥当なスコアといえる。
なぜ前後半でここまで差がついたのか。後にユベントスのアッレグリ監督は「マンジュキッチとピアニッチが(痛みを抱え)ピッチに戻りたがらなかった」とコンディションの悪化を敗因に挙げている。90分ベストな戦いを見れなかったのは残念。個人的には、ユベントスリードで試合終了間際にレアル・マドリードが攻勢を仕掛ける展開がもっとも盛り上がると予想していたのだが…。
それでは、試合の詳細を自分なりにレビューしてみよう。
情報
スターティングメンバー
■ユベントスの布陣
・守備時は4-4-2。攻撃時はディバラがトップ下の4-2-3-1とも解釈できる。
・攻撃時、A・サンドロは高い位置を取っており、3-4-1-2化することも。
・右で組み立て、左へロングボールという攻撃がパターン化されている。
・マンジュキッチは、カルバハルに対し高さのミスマッチで優勢。
■レアル・マドリードの布陣
・近年廃れた感のある、中盤ダイヤモンド型の4-4-2。
・トップ下のイスコを活かしたい形。ウイング的なサイドハーフがいないのでサイド攻撃に厚みが出にくいシステム。
・いかに中盤を制圧し、サイドバックを高い位置にあげられるかが鍵。
スタッツデータ詳細
ユベントス | レアル・マドリード | |
---|---|---|
得点 | 1 | 4 |
シュート数 | 11 | 18 |
枠内シュート | 4 | 5 |
パス数 | 424 | 544 |
ボール支配率 | 46% | 54% |
ファール数 | 23 | 18 |
イエローカード | 5 | 4 |
レッドカード | 1 | 0 |
攻撃サイド | 左40%/中央25%/右35% | 左47%/中央26%/右26% |
■得点者
・20分 C・ロナウド
・27分 マンジュキッチ(ユベントス)
・61分 カゼミーロ(レアル・マドリード)
・64分 C・ロナウド(レアル・マドリード)
・90分 アセンシオ(レアル・マドリード)
■選手交代(ユベントス)
66分:バルザーリ→クアドラード
71分:ピアニッチ→マルキージオ
77分:ディバラ→レミナ
■選手交代(レアル・マドリード)
77分:ベンゼマ→ベイル
82分:イスコ→アセンシオ
88分:クロース→モラタ
試合レビュー/前半
ユベントスの作戦:マンジュキッチのカルバハルとの高さのミスマッチを狙う
キックオフ直後の最初のプレー(0:05)で、いきなりユベントスの狙いのひとつが見てとれた。左SHのマンジュキッチと左SBのA・サンドロが一気に前方にスプリントし、ボヌッチからマンジュキッチへフィードが打ち込まれた。狙いはカルバハルとの高さのミスマッチ。このボールをマンジュキッチがフリックしA・サンドロに繋ぐ狙いだが、ヴァランがポジションを放棄して競りにいきタッチラインに逃れた。
キックオフ直後に、ボヌッチ→マンジュキッチへのハイボール。ヴァランが対応。
ユベントスとしては、この攻撃パターンはプランニングしていたと思われる。下記に羅列する通り、マンジュキッチ狙いのハイボールは特に前半に何度もみられた。
■マンジュキッチ狙いのハイボール供給
・0:05:ボヌッチ→マンジュキッチ。(△)
・5:35:ボヌッチ→マンジュキッチ→A・サンドロ。(◯)
・8:25:ボヌッチ→マンジュキッチ。(×)
・17:36:ボヌッチ→マンジュキッチ。(×)
・18:32:ピアニッチ→マンジュキッチ。(×)
・49:37:ボヌッチ→マンジュキッチ→A・サンドロ。(◯)
・52:45:ブッフォン→マンジュキッチ。(◯)
・58:48:ブッフォン→マンジュキッチ。(×)
・85:00:ボヌッチ→マンジュキッチ(シュート)
◯:良い展開へ。△:マイボールに。×:相手ボールに。
ユベントスからしてみると、この攻撃はビルドアップの方法論のひとつであると同時に、レアル・マドリードのプレスを回避するアイデアでもあった。プレスが強ければハイボールに逃げればよいし、牽制にもなる。プレスの強度が弱まれば、ピアニッチを中心にパスワークで攻められる。レアル・マドリードとしては厄介。レアル・マドリードのラインが下がりきっている時は、シンプルに高さ勝負で得点を狙う方法としても使える(18:32、85:00)。
ただしレアル・マドリードも、この攻撃パターンはおそらく想定済みであったはずだ。”右で作って左に展開”はユベントスのパターンとして確立されているので、スカウティングである程度読める。だからこそ、最初のプレーでヴァランが出ていったのだと思う。
レアル・マドリード:守備は危ういが個で防ぐ!
しばしば崩れる4-4ブロック
レアル・マドリードは、守備時に4-4ブロックを敷く。トップ下のイスコが左SHの位置に降りる形だ。
トップ下のイスコが左SHの位置に降りて4枚のフィルタを形成。イスコはオフェンス時自由に動くので、右SHの位置に入ることもある。
ただし穴を開けることもしばしば。序盤だけ見ても数度危うかった。
・2:30:ユベントスのスローイン時にイスコが戻り遅れ。逆サイドへ展開される。
・3:04:クロースが攻め上がるも、ロスト後の戻り遅れ。一時的に4-3ブロックとなり手薄に。イグアインに中央ドリブル突破を許しシュートに持ち込まれる。
・15:05:ただのFKのリスタートなのに、この時守備陣系が4-3-3の形に。シンプルに左につながれあっという間に深さを作られる。
FKリスタートからあっという間に運ばれ、クロスを上げられる。
これらの局面をみてもわかるとおり、戦術的練度において少々危うさを残すレアル・マドリードは、守備において穴がありそうである。
ディバラ封じだけは忘れない
とはいえそこは百戦錬磨のエル・ブランコ。この試合のレアル・マドリードは守備の局面で、2つのポイントにおいて優れていた。
ひとつはディバラをかなり警戒していたこと。カゼミーロやクロースが彼へのパスコースを消し、場合によってはラモスが厳しくチェックに行き、自由にさせなかった。
穴があっても個で防ぐ!レアル・マドリードCBの積極的守備
もうひとつは、ラモスとヴァランの両CBの対応だ。これはレアル・マドリードの伝統でもあるが、CBはただ守るだけではなく攻撃的な守備をみせる。その象徴となったのは10:41のシーン。カゼミーロの脇のスペースにディバラが侵入しそこに縦パスが刺さるも、ラモスが素早く寄せてボールを奪取した。
“アンカーの脇のスペースはCBが出て対応”というセオリーを凄まじい強度で実行。
このシーンのように、レアル・マドリードのCB二人は、中盤のスペースを埋めるために前に出ていく積極的守備も求められる。下記に羅列してあるのは、レアル・マドリードのCBが積極的守備を仕掛けたシーンだ。とりわけ印象的だったのは29:03の場面で、ユベントス陣地の真ん中あたりまでチェックに行っている。ちなみに、こうした守備シーンはほとんどがディバラ付近で行われた。
■レアル・マドリードのCB二人が積極的守備を仕掛けた場面
・2:30:ヴァラン(×)
・5:15:ラモス(△)
・9:06:ラモス(△)
・10:41:ラモス(◯)
・12:35:ラモス(◯)
・21:10:ヴァラン(◯)
・29:03:ラモス(△)
・87:01:ヴァラン(×)
◯:ボール奪取。△:攻撃を遅らせる。×:かわされて前を向かれる。
レアル・マドリードの単調な攻撃
レアル・マドリードの攻撃についてだが、序盤は単発な攻撃に終止する。中盤と攻撃的な3枚の距離が開きすぎており、縦パスが通っても孤立している状況が多い。ボールはブロックの外側を動くことがほとんどで、2ライン間でボールを受けて違いを作ることが強みのイスコも、ユベントスにとっては怖くない位置でのボールタッチばかりだった。
中盤、サイドバック共にサポートがないため、攻撃が単発に終わる。
ユベントス:規律と戦術メカニズムで優勢に
ユベントスの堅守
対してユベントスは強固な守備を見せる。守備時の陣形はレアル・マドリードと同様4-4-2だが、あまり崩れない。元々センターフォワードのマンジュキッチも守備ブロックに加わりカルバハルの攻め上がりを警戒するなど、規律は厳しい。
4-4のブロック形成。
もちろんリトリートするだけでなく、プレッシングも敢行。前からはめにいき、特に序盤はレアル・マドリードに自由にボールを回させないよう積極的にゲームに入った。カルチョの国の強豪なので言うまでもないことだが、カウンターへの帰陣も迅速だった。
A・サンドロ、ポジショニングの妙
攻撃時は、ポゼッションが落ち着く頃合いを見図ってA・サンドロがかなり高い位置を取り、分厚い攻撃をサポートした。タッチライン際に張る時もあれば、中に入ることも。マンジュキッチと縦のレーンで重ならないように、バランスを取りながら攻撃をサポートしていた。
ユベントスの同点ゴールシーン。A・サンドロがサイドで高い位置を取り、マンジュキッチはインサイドへ。
また前述の通り、マンジュキッチへのハイボールのセカンドボール回収のポジショニングもうまかった。
A・サンドロの積極果敢なポジショニングと、マンジュキッチへのハイボールという”逃げ道”の確保は、ユベントスが前半やや優勢に試合を進めることができた要因のひとつといえるだろう。
試合経過
レアル・マドリードが先制!
19:37にレアル・マドリードが先制。得意のカウンターが炸裂した。少しの戦況の悪さならものともしない強さがこのチームにはある。
ユベントスは右サイドから攻めていたが、ボールをロスト後にふたつのまずい対応があった。
・中盤のフィルタリングが甘い(ピアニッチがクロースを止め損なう)。
・マンジュキッチがカルバハルについていくのが理想だったが、離される。
敵陣深くでフリーで受けたカルバハルは、マイナス気味に折り返す。この時ユベントス守備陣はセオリーに従い条件反射的に下がりつつあるが、C・ロナウドはそれを予測し一瞬スピードを緩める。この嗅覚は流石だ。
ユベントスとしては、ここまでの試合運びは悪くなかった(むしろ優勢だった)だけに悔しい失点となっただろう。と同時にレアル・マドリードの怖さも痛感したはずだ。
その少し後の25:10の場面でも、カゼミーロの軽率なパスミスを奪いユベントスはカウンターを仕掛けるが、奪い返され逆カウンターを浴びる(イスコのミスにより完結はしなかった)。肉を切らせて骨を断つ戦い方は、理詰めで戦うユベントスからしたら厄介極まりないだろう。
ユベントスがゴラッソで追いつく!
しかしすぐにユベントスは追いつけた。前述のマンジュキッチの高さを使った戦術の類似系というべきか、”右から左へのハイボール”のお得意の形で、26:12にボヌッチ→A・サンドロ→マンジュキッチと繋ぎ得点。難易度の高いゴラッソだった。
この局面では、ボールホルダーであるボヌッチへのチェックが緩く、A・サンドロへロングボールが通る。イスコがマークするべきだったが、彼が右SHの位置に入るのはイレギュラーな形だったためか遅れた。ちょっとしたズレが致命傷となった。
ここまで度々守備の不安定さを露呈してきたレアル・マドリードだったが、この失点に関してはユベントスを褒めるべきだろう。
前半の最後
ユベントスがタイスコアに追いついてからも、どちらかといえばユベントスペースでゲームは進行した。
ただし42:20の局面で、レアル・マドリードはチームとしてじっくりと時間をかけてボールを前進させる攻撃を見せた。44:20では、両SBが高い位置を取り出した。前半終了間際の時点で、後半に向けて少しの光明を見いだしたようにも感じられた。
改めて総括すると、ユベントスのほうがやや優勢だった印象だ。ビッグゲームだけにもちろんどちらも無理はしていないものの、守備の危うさがある分レアル・マドリードのほうが不安定だった。
試合レビュー/後半
レアル・マドリードの作戦:バルザーリに牽制を入れる
後半開始早々、レアル・マドリードは左サイドから牽制を入れた。45:38、47:12とそれぞれ、マルセロが左サイドの裏へのロングパスを放り込みバルザーリの裏を取った。
実はマルセロは前半から、度々バルザーリの裏を狙っていた。もしかしたらゲームプラン自体に組み込まれていたのかもしれない。バルザーリはスピードにやや不安があり、イタリア版BBCの中では一段ヒエラルキーが落ちる。左サイドに流れてプレーするのを好むイスコやベンゼマに、バルザーリのところを狙わせるプランはあっても不思議ではなかった。
レアル・マドリードが試合を支配
レアル・マドリードのサイド攻撃が蘇る
このマルセロの二度の牽制後、レアル・マドリードはあまり縦に急がず丁寧に攻めるようになる。53:20ではイスコを絡めた良い攻撃を披露し、53:44では両SBが高い位置をとった。
メカニズムとしては、クロースやモドリッチが低い位置に下がってゲームメイクし、やや高い位置をとる両SBとイスコ使ってトライアングルを形成。イスコやベンゼマは左サイドに流れてのプレーで輝きを放つ傾向にあり、マルセロは自由に彼らと関わり始めた。
両SBが高い位置を取り、ユベントスを自陣に押し込む。
前述のマルセロの二度の牽制は左足でタッチライン際から蹴っており、これがいい伏線となってキックフェイントによるカットインも度々披露。レアル・マドリードは、攻撃のギアを高めたように感じられた。
右サイドはカルバハルは孤立状態で待っているため右からの攻撃は相対的に少ないが、クロース、ラモス、カゼミーロからのサイドチェンジのオプションも有している。
一定の堅守を誇るユベントス。しかし攻撃に転じられず
それでもユベントスには鉄壁の守備がある。バルセロナ戦でも、相手のいいところを完全に封殺し勝利したわけでもなく、自陣前での守備の精度こそが彼らの本質であった。この試合でも、徐々に勢いをつけ始めるレアル・マドリード相手にも、簡単には決定機を作らせなかった。
ただし後半のユベントスは、ボールを奪ってからのビルドアップの局面で簡単なロストが目立ち、攻撃展開ができなくなっていった。そこでのボールロストからまた自陣に押し返される苦しい展開が続いた。次第にレアル・マドリードの波状攻撃を受けるシーンが続く。プレッシングの強度も目にみえて落ちていった。
結局のところは、後半においての「中盤の質の差」が最終的には勝敗を分けたといえるだろう。
レアル・マドリードの2得点
レアル・マドリードは、この優勢の時間帯において大きな成果を手にする。
60:23に1得点。波状攻撃を繰り出すもユベントスに凌がれたが、カゼミーロのミドルシュートがディフレクションしゴール。運も味方につけ勝ち越した。
63:30に加点。カゼミーロのパスミスを即座に取り返し、右サイドから崩してC・ロナウドが仕留めた。
これにより、ユベントスは戦況が相当厳しくなった。
ユベントスは盛り返せずに自滅
イグアインがブレーキ
この試合のキープレーヤーのひとりだったイグアインについてもここで触れよう。試合の入り方は良かったものの、時間がたつにつれて徐々に存在感が消えていった。
・50:06:ボヌッチから好パスを受けるもロスト。
・54:35:D・アウベスから好パスを受けるも、前述したラモスの前に出る積極守備でカットされる。
・87:01:良いところで受けクアドラードにパスを送るもミスに(実は決定機)。
勿体無いシーンはいくつかあった。
アッタッキングサードでの精度を欠く
ユベントスはイグアインだけでなく、ミドルゾーンからバイタルエリアにかけてのボールタッチが安定しなかった。実はチャンスと思われるシーンを自ら潰していた。84:57のシーンでは、R・マドリーが気を抜いて好機を得たが決め損なった。
逆にレアル・マドリードは、肝心のその部分でミスが少なかった。
クアドラードの退場で万事休す
クアドラードは、ここ数年のCL決勝出場選手の中でも最悪のパフォーマンだった。途中出場で退場では弁解の余地がない。一枚目の警告も不要だった。
またマルキージオとレミナの貢献度も低かった。ベンチの質の差もあっただろう。
最終的にはアセンシオにも加点され試合は終了。
総括
前半を見る限り、戦術的規律の高いユベントスは十分に戦えていた。しかし、後半は選手の質の差がカバーできなくなり、不運と自滅も相まって点差が開いていった。ユベントスは先行逃げ切りの試合展開に持っていきたかっただろうが、追いかける展開では苦しかった。
繰り返しになるが、後半だけをみると妥当な結果に落ち着いたと言わざるをえない。
その他気になった点
スライディングしてかわされる
ちょうど試合を観戦する前に、フランチェスコ・マクリ/宮崎隆司が共著の『守り方を知らない日本人 日本サッカーを世界トップへ導く守備のセオリー』という書籍を読んでいた。
本書では、日本人選手がスライディングを多用しすぎることを指摘していた。トップオブトップの対戦(しかも一方はマクリの母国イタリア勢)ということで、どれほど選手たちが不用意なスライディングを自重しているかについても注目してみてみた。
■不用意と思われるスライディングシーン
10:42:ピアニッチ
30:16:バルザーリ
41:06:カルバハル(警告)
50:45:イスコ
69:38:A・サンドロ(警告)
71:05:クアドラード(警告)
こうしてみると、案外トップレベルでも何度かこの手のミスは発生しているのだと感じた。ただやはりスライディングの数そのものは多くはなかった。
ユベントス側の負傷
冒頭で触れたとおり、ユベントスのアッレグリ監督は「マンジュキッチとピアニッチが(痛みを抱え)ピッチに戻りたがらなかった」と敗因を挙げている。ではどこで負傷したのか。ユベントス側の選手が痛んだと思われるシーンをまとめた。
■ユベントスの選手が被ファウルで痛んだシーン
17:10:ピアニッチの右足。少し傷んだ程度。
34:47:ピアニッチの顔面。少し傷んだ程度。
37:25:マンジュキッチの左足首。
41:06:マンジュキッチの右足首。少し傷んだ程度。(カルバハル警告)
47:45:ボヌッチの顔面。
50:46:D・アウベスの右足首。少し傷んだ程度。
52:05:ケディラの右足。少し傷んだ程度。(クロース警告)
こうしてみると、マンジュキッチの負傷は37:25のシーンのもののようだ。直後にももう一度タックルを食らっており同情に値する。
たたそれ以外は特にユベントスの選手が深刻なダメージを受けるようなシーンはなかった。指揮官が言及していたピアニッチについては、元々負傷を抱えていたのかもしれない。