ややこしいルールの詳細についての覚え書き

本稿では、サッカーのルールのなかでも特にややこしいものについて、いくつかメモとして書き残していく。基本的なルールについては触れず、「知ってるようで知らないこと」についてのみ扱う。

ややこしいルールの詳細についての覚え書き

ピッチサイズは「105×68メートル」が基本

ワールドカップおよびオリンピックの舞台では、ピッチサイズは「105×68メートル」としなければならないという規則がある。またそれに習う意味で、Jリーグのピッチも同サイズだ。

サッカーの国際試合が行われる会場のピッチのサイズは、最小が「100×64メートル」で最大が「110×75」メートルと、やや幅を持たせて定められている。

ちなみにサッカーとしての規定は緩く、縦が「100〜130ヤード(約90〜120メートル)」、横が「50〜100ヤード(約45〜90メートル)」と定められている。

スタジアム構造:ホームチーム側が左

ベンチの位置、あるいはサポーターの陣取る位置は、メインスタンドから見て、ホームチーム側が左側であることが一般的。

コイントス:勝ち=エンド選択、負け=前半キックオフ

両チームの選手が入場し互いに握手を終えると、直前のボール回しの練習をはじめる(数分間)。その時、メインスタンドから見て左にホーム側が、右にアウェー側が陣取ってボール回しをしている。

そのあいだに、両チームのゲームキャプテンによってコイントスが行われる。コイントスに勝ったチームがエンドを選択する。普通はそのまま(自陣サポーターがいる陣地)を選択することが暗黙の了解となりつつある。後半に自陣サポーターに向かって攻めたほうが盛り上がるからだ。ただし、風向きや太陽の傾き、ピッチ状況次第では逆のエンドを選択することもよくある(昼間に開催のゲームで多い)。コイントスに負けたチームが前半にキックオフを行う。

PK戦のコイントス:勝ち=選択権(先攻)

主審がPK戦を行うゴールを決める。(コンペティションによってはコイントスによって決める場合もある?)

コイントスに勝ったチームが先攻か後攻かを選択する。普通は先攻を選ぶ(約60%で先攻の勝利/ただしABBA方式の勝率は不明)。

喜びすぎて、相手のキックオフ直後に失点するケース

ゴール後のセレブレーションで喜びすぎて、相手のキックオフ直後に失点を許してしまうことが稀にある。

ルール上、自陣に全員が戻ったら試合は再開される。なので「喜ぶときは敵陣で」が鉄則。自陣で喜ぶ時はサークル内に一人残す。

オフサイド

オフサイドのルールについては詳しく書かないが、基準となるのはゴールに最も近い「手と腕以外の部位」であることはメモしておく。

ハンド

手または腕に触れればハンドとなる。そこに明確な規定はなく主審の主観。

スローインがファールスローとなる場合

正しいスローインの条件は以下のとおり。それを破るとファールスローとなる。

  • 足がタッチラインを超えてはいけない。
  • 足が地面から離れてはいけない。
  • 身体の向きと投げる方向を、急に変えてはいけない。
  • 頭の後方・頭上を通し、前方でボールを放して投げる。

たまにミスしてボールを横方向に投げてしまい、ボールがタッチライン内に入らずに終わってしまうことがある。その場合はファールスローとはならずに投げ直しとなる。

※一回タッチライン内に入った後で外に出た場合は、出た場所から相手ボールのスローイン。

監督はふたりでもよい

かなり稀だが、監督がふたりいるケースがある。EURO2016に出場したアイスランド代表は、ラーゲルベック&ハルグリームソンのふたりの監督の双頭体制だった。前者は監督として実績があり、後者は若手指導者。指導ノウハウを継承する意味合いがあったようだ。「戦術」「選手とのコミュニケーション」とそれぞれの役割も分担していたという。

W杯はGK3人を登録しなければならない

ワールドカップの本大会に登録できる選手は23名だ。規定ではそのうちゴールキーパーは3名とされている。

だがGK3名全員が出場するケースは多くない。第3GKは実質戦力外に近い。そこで「第3GKにフィールドプレーヤーを登録すれば、1枠分浮かせることができる」という発想がでてくる。

実はこれは許されていない。GKとして登録された選手はGKとしてしか出場できない。実例があり、2010年南アフリカワールドカップで北朝鮮代表がFWをGK登録したが、FIFAから「フィールドプレーヤーとしては出場できない」と通達があった。登録締め切り後の指摘だったので変更も出来ず、結局その選手は出場しなかった。

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